家造りは家事動線を考えよう。ママも喜ぶ家事動線のポイントとは? - 岡山の新築住宅メーカー「桧家住宅」FCウッズカンパニー

住まいのコラム

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2018/11/27

家造りは家事動線を考えよう。ママも喜ぶ家事動線のポイントとは?

住まいの雑学

食事を作りながら洗濯物を取り込み、さらにお風呂の準備をする…と、家事を同時並行でしている方も多いのではないでしょうか。
家事ごとに様々な部屋を行き来する必要がありますので、移動だけでも疲れてしまいますよね。特に戸建ての場合はアパートやマンションと比べて移動する距離も増えがちです。

これら作業で家のなかを何度も行き来して「家事疲れ」を感じている方は、「家事動線」を見直してみませんか?

家事動線とは

家事をする際に、家のなかを動く経路のことを「家事動線」といいます。
普段の生活を考えると、キッチンからサニタリーへ、さらにベランダに行ってキッチンに戻り、今度はバスルームへ…と、家のなかの同じところを何度も行き来していることがわかるでしょう。

「家事動線を見直す」とは、こうした一連の動きを最適化し、家事の負担を軽減することです。

たとえば、「キッチンからサニタリーへ行く場合」に、リビングを通って廊下に出て洗面室の扉を開けて到着といった間取りと、キッチンの隣がサニタリーになっている間取りとでは、どちらが楽かは明白でしょう。

家事は、毎日の生活に欠かせないものです。できる限り無駄な動きを省き効率化することで、家事疲れから解放されるようになります。

家事動線をよくするためには?

家事動線をよくするには、まず普段の行動パターンを把握することが大切です。
家の間取図に動線を描いてみると、よりわかりやすくなるでしょう。

その動線が何度も重なる部分、交差している点や曲線などスムーズな直線になっていないところが、無駄な動きをしている部分。つまり、家事動線を見直すポイントです。

よく使う部屋は直線上に配置したり回遊性をもたせたりして重なる部分や交差する部分を減らす、買い物やゴミ出しといった玄関・勝手口への動きもできるだけ短くするなど、自分の行動パターンにあわせてスムーズに動ける間取りこそが、家事動線のよい家なのです。

動線上で使用できる収納を

収納スペースの位置も、家事動線を短くするうえで重要なポイントになります。

たとえば、鍋や調味料を取る際には上下運動の少ない場所に棚を置く、動線上に掃除機を置く収納棚を配置するなど、「収納スペースへ行くための動き」も省力化できるように家具を配置することも大切です。

家事動線上はいつも目にする場所ですから、散らからないようにする意味でも収納スペースを確保しておくと、とても便利です。

【家事別】楽になる家事動線のポイント

家事が楽になる家事動線のポイントを、「料理」「洗濯」「掃除」の3つで考えてみましょう。

料理(キッチン)の家事動線のポイント

まずは、キッチンで料理をするときの行動パターンを思い出してみましょう。

・冷蔵庫から食材を取り出す
・シンクで野菜を洗う
・調理台で食材を切る
・ガスレンジで調理する
・調味料を取り出して加える
・棚から食器を取り出して盛り付ける

このように意外と多くの工程があり、身体を動かしていることがわかります。

広いキッチンに憧れている方は、できるだけ動きを少なくできる家事動線を検討しましょう。

炊飯器や電子レンジの場所もポイント。調理家電はコンセントの位置や数も併せて考える必要があります。

また、盛り付けた料理をダイニングテーブルに運ぶ、食後は食器をシンクに運ぶという動きも考慮したいポイント。対面キッチンでダイニングテーブルと隣り合わせの配置にすることで家事動線を短くできます。

さらに、玄関との位置も重要です。キッチンが玄関から遠いと重い買い物袋を運ぶのが大変です。玄関近くにキッチンを配置することで、荷物を運ぶのがラクになりますし、ゴミ出しの際も便利です。

洗濯の家事動線のポイント

1階に洗濯置き場、2階に物干し場を配置した家だと、階段の上り下りが大変です。
家族が増えると、何度も往復することになります。

少しでも楽にするには、洗う、干す、たたむ、しまうという行動を一ヵ所に集約すること。
たとえば、洗濯スペースの隣に物干し場を設置。
外に干すのが難しい場合は、室内干し場を設けるのも一手です。
室内干し場なら雨の日や夜間でも洗濯ができるので、汚れた衣類を溜め込むこともなくなります。

乾いた洗濯物をたたむ台も、洗濯スペースに設置。
その台の下を、タオルやパジャマ、下着類をしまう場所にすれば、空間の有効活用にもつながりますし、家族の生活動線も短くできるでしょう。

料理をしながら洗濯をすることが多い家庭であれば、キッチンと洗濯スペースを隣り合わせにして、往来しやすい間取りを検討しましょう。

掃除の家事動線のポイント

動線がもっとも長くなる家事が掃除です。
掃除の家事動線を短くするのはなかなか難しいのですが、「収納スペース」を工夫することで負担軽減につなげられます。

たとえば、掃除用具は部屋別によく使うものを収納しておくこと。
フローリングは掃除機、和室はほうきというように、汚れのタイプによって掃除用具を変えている方も多いでしょう。
それぞれの掃除用具を、よく使う部屋の収納にしまっておくことで、掃除の家事動線を短くできます。

また、普段の生活でも適材適所に収納スペースを配置することで、散らかりにくい空間をつくることも大切です。
片付けやすい場所に収納スペースがあれば自然と片付けるようになり、部屋が散らかることも少なくなります。そうなれば、掃除の回数も減らせ、家事負担の軽減にもつながります。

まとめ

家事動線をシンプルにすればするほど、家事は楽になります。
ただし、家族の生活動線もお忘れなく。家事動線を重視するあまりに、他の人が使いづらい間取りになっては意味がありません。

自分のライフスタイルはもちろん、家族の意見も踏まえながら、できる限り効率的に家事を進められる間取りを検討してみましょう。

弊社ではママが家事を行いやすいようにするためのアイデアを取り入れた家造りを行っています。
ママのためのアイデア(https://www.hinokiya-woods.com/idea/mama/)を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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