東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震…と、近年の日本は人的被害をもたらす大きな地震が続いています。
万が一に備えて「耐震性の優れた家」を建てることも、家づくりの大切な要素。
地震に強い家づくりの基本的なポイントを押さえておきましょう。
【地震に強い家にするためのポイント:土地】地盤の強さをチェック!
建物の構造や基礎がどれだけ優れていても、土地の地盤が弱ければ大地震による被害を防ぎきれません。土地選びも、重要なチェックポイントです。
たとえば、新しく造成された分譲地で土地を購入する場合、その土地が以前どのような使われ方をされていたか「土地の履歴」を調べることが大切です。
以前は沼や田んぼだった、沢を埋め立てたという土地は要注意。大きな地震が起きると液状化現象のリスクが高く、地盤が傾いたり沈んだりすることがあります。
また、盛土で造成された土地も大地震で地盤が崩れるケースも先の大地震ではいくつも見られました。
土地の履歴書は自治体などで調べられますし、ハザードマップにも記載されています。
このほかにも、水辺の近くや、付近の道路に陥没・亀裂が目立つところなどは、地盤が弱い可能性がありますので要注意です。
【地震に強い家にするためのポイント:建物】住宅の耐震性をチェック!
地震に強い家とは、基礎や構造がしっかりしている家です。
基礎の工法には、「布基礎」「ベタ基礎」「杭基礎」などの種類がありますが、いずれの工法も地盤の状況やプランニングされた建物など形状などを勘案して、適切な工法を選ぶことが重要です。
また、構造は太くて腐食しにくい構造材を使っているか、柱や梁などの接合部分は頑丈かなどがポイントです。
これらの判断には専門的な知識を必要とされますので、わかりやすく説明してくれるハウスメーカーや工務店を選ぶこともポイントでしょう。
耐震性について、一般の方でもわかりやすく数字で示しているものがあります。
それが「耐震等級」「劣化対策等級」など。これらの等級は、品確法の住宅性能表示制度という国が定めた基準を満たしているかを示したもの。最高ランクであれば、地震に強い家といえるわけです。
【地震に強い家にするためのポイント:家具】耐震対策をしっかり!
いざ大きな地震に襲われた際、家のなかで人的被害をもたらす原因の一つが家具です。
タンス、冷蔵庫、テレビなど、家のなかには大きな家具がたくさんあります。
こうしたものが倒れてきてケガをしないために、L型金具等で固定したり、ポールやストッパーなどでおさえたりと、家具の転倒防止対策を講じることが大切です。
タンスではなくウォーキングクローゼットを設けるなど、できるだけ家具を置かないプランを考えることも、被害から免れる一手でしょう。
まとめ
このほかにも、耐力壁の採用、湿気やシロアリ対策、外溝(塀)の耐震化など、大地震への対策ポイントはたくさんあります。プランニングの際には、設計士の意見やアイデアを求め、地震に強い家を実現させましょう。
桧家住宅では、耐震等級、劣化対策等級、維持管理対策等級のいずれも最高等級の家を提供しています。基礎は安定性に優れたベタ工法を、構造は高い耐久性を発揮するハイブリッド工法を採用するなど、地震に強い家づくりを提案。メンテナンスもしやすく、家族が安心して末永く暮らせる住まいをご提供します。